ピンク映画といってもその存在自体を知らない人の方が多いと思う。

低予算の製作費(350〜500万円)ながら、ある一定の性的描写を入れればそれ以外は何をしても構わない60分前後の映画として、新人作家の登竜門的存在となっていた映画ジャンルである。これらピンク映画は新旧問わず、現在も日本各地のピンク専門の映画館(成人映画館)で上映され続けている。

ピンク映画を製作する会社の中で、多くの個性的な監督を輩出してきたのが、国映である。

<国映のお姐>こと朝倉大介プロデューサーに率いられた国映は、古くは故若松孝二から、滝田洋二郎、周防正行、小林政広等の作品を製作し、今や一般映画で活躍する瀬々敬久、サトウトシキ、いまおかしんじらを輩出してきた。

だが、数年前からの、全国にあったピンク専門館の減少、そして映画のデジタル化、つまりフィルム撮影・上映自体の減少という二つの大きな現実と、朝倉大介の35mmフィルムでの製作へのこだわりから、2年前から製作を中断していた。

しかし、ようやく2代目朝倉大介候補である朝倉庄助が朝倉大介と共に、デジタル撮影で新生国映の映画製作に乗り出した。

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